三日間アタカマツアーの最終日の今日はタティオ間欠泉へ。

夜明けと共に地表より噴出す間欠泉を見るため、ホテル前にて早朝4時に混載バスがピックアップしてくれるのを待つ。

しかし、4時30分を過ぎても迎えがこない。
他のツアー会社らしきバスはどんどん出発していくのに。
ツアー会社で待ち合わせだったのか?ほぼあきらめかけた頃にようやくバスが到着。順番からすると一番最後のピックアップだったようだが、それにしても遅い。運転手に一応文句を言う。

気を取り直し、出発!バスは遅れを取り戻そうとダートの道をものすごいスピードで走る。しばらくすると、前に座っていたドイツ人の様子がおかしい。過呼吸になってかなり苦しそう。仲間のドイツ人が心配して彼を見ているが、途上の半分くらいの距離をいったあたりで、これ以上は無理だから歩いて帰るという。数週間前にパキスタンの4,000M以上の高山に登ってそこでは全然問題なかったというが、体調や気候の条件などが違っていたのだろうか。
運転手は早朝のバスが通るあたりまで戻って彼を降ろし、再出発した。

ようやく、タティオに到着した頃には既に夜は明け、他のツアーバスは見学を終えて朝食をとったり、帰る準備をしている。わたしたちも、合流して間欠泉を見学した。

間欠泉から温泉に立ち寄り、入りたい人は入ってくださいと言われるが、日本の温泉と違いかなりのぬるま湯であった。かなり高温の温泉もあるのだが、そこは高温過ぎて立ち入り禁止となっている。数年前にそこで遊んでいた人が、間欠泉の高温で噴出した熱湯にやられ死亡したらしい。

その後、温泉からアタカマに戻る道中に休憩を取る。そこでバーベキューをしており、串刺しの肉が焼かれていた。朝食がパンだけだったせいもあり、意地汚く見ているとガイドが「今焼いている肉は、実はリャマの肉なんだよ」と教えてくれる。
「またまたご冗談を」、と言うと周りのガイドたちが、「いやいや、本当だ」と口を揃えていう。
なにぃ!リャマって,今この前にいるこの動物?!
こんな可愛らしい顔しているのをここで殺して食べちゃってるの?!
さっきまで、エコツアーっぽくリャマがいる度に止まって、みんなでかわいいとか言って(言ってるのはうちの家族だけど)写真を撮ってたよね。
信じられない。。。


でも、好奇心に負けて食べてしまいました。ごめんね、リャマ。君たちのようなおとなしい動物を食べてしまうなんて。でも、時々つばをひっかけるのはやめてね。

感想は、、、「うまい!」
味は牛肉とラム肉の中間くらいで、臭みはほとんどない。調子に乗って、隣の店で焼いている味付けの違うものも参考までに食べてしまった。
この行為は、もしかしたらどこかの○○擁護団体みたいな人に見つかったら吊るしあげられるのかもしれない。でも、誰も気にしてなかったし良心も痛まなかったからよしとするか。