マミーニャ(Mamina)

palmnet2006-10-16


宿のオーナーは60歳をすぎているが、とても味のある格好いいおやじであった。
今はホテル経営をしているが、夢はバケーションを取りブラジルに遊びにいくことだと言う。

オーナー曰く、マミーニャは非常に土地が安く、もし土地が欲しければホテルの裏辺りに勝手に家を作って住めばいいと言う。こんな辺鄙な場所に住んでも誰も文句を言わず、政府に申請すればそのまま認可される(?)という。日本では想像を絶する提案に、一瞬気持ちが揺らいだが、イキケならまだしも、さすがにここは淋しすぎて住めない。

マミーニャから奥地には、このような村が点在しているという。ほとんどの村では、何もすることがないため1週間単位で祭りを開催し、客人は食べ物・飲み物(場合によっては女もね、ニヤリbyオーナー)にただでありつける。ピックアップ・トラック一台あれば、祭りをしている場所を巡って1年くらい遊んで暮らすことも可能だという。これこそが本当の意味で放浪の旅、ジプシー生活というのだろう。わたしたちのこの無計画な旅なんてまだまだ甘い。そんな発想にならないところが、根の真面目な日本人とジプシー文化を持つラテン系の違いである。