本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである!

駅の構内にある本屋でふと目が止まって購入した本。元マイクロソフト社長の成毛さんの読書術を紹介している。


サブタイトルに『「生き方」に差がつく「超並列」読書術』とあるが、
実際は読書術についての解説本ではなく、筆者の読書に対する熱い思いが尖った言葉で綴られている。


「読書をしない人間とはつきあう必要がない」
「ハウツー本を読む人間はばか丸出し」
「40代、50代のベテラン社員ではたらきアリに読ませる本はない」
など、ところどころで刺すような言葉が散らばれていたりするのだが、
内容は正論であり、納得させられてしまう。


「超並列読書術」といっても、
同じ時間に並列で本を読む訳でなく、一日のうちに空いた時間などを利用してジャンルの異なる本を何冊も読むという意味。


しかし、読書家のほとんどは、意識することなく、自然に「超並列」読書術を実践しているのではないか?
読書家というのはいわば「活字中毒」で、ヘビースモーカーの「ニコチン中毒」のようなもの。
空いた時間ができると一服するのと同じで、自然に本に手が伸びる。

そう考えると、そういう読書家のために、仕事中も1時間おきに15分くらい読書時間を取る習慣が社会的に許されても面白いと思う。
だから「喫煙ルーム」ならぬ「読書ルーム」を会社に作ったらいいと思う。