Alto Hospicio

Alto Hospicioに戻った後、セルヒオ一家と遅い昼食を取るためにイキケへ一緒に行くこととした。

帰り道、セルヒオさんが絶対観光客では味わえない、本当のチリの現状を見せてくれるということで、Alto Hospicio周辺をドライブしてくれる。
イキケ(Iquieue)や、ハンバーストーン、ポソ・アルモンテ(Pozo Almonte)などは僅かながら、日本人が訪れているようであるが、Alto Hospicioにはほぼ初めて訪れた日本人ではないかと思う。誰か、Alto Hospicioに思い入れのある方がいらっしゃったら教えてください。

近くには、サーカス団が興行を行っており、宿泊テントが張られていた。
ライオン、猿などの動物は檻に入れられている。
話によれば、サーカスが来ると周辺の野良犬がいなくなるのだそう。そしてライオンさんは与えられたえさにお腹が一杯になり、満足そう。。。かなり、えぐい話だ。

辺りには貧困層が住む一帯もあり、政府が提供するUS$100の平屋建ての家が建てられている。US$100というの家賃ではなく、一回支払えば生涯住むことが可能となっている。家はブロックで作られており雨露をしのぐことが出来る程度のもの。住んでいる人の多くは、親子ともにヤク漬けである場合が多いという。スラム街のように住む場所すらないというほどではなく、かといって前向きに生きていくには強い意志が必要な、中途半端に保護された環境は、周りの砂漠のように渇いており虚しい気がした。