読み書きソロバン

エンジニアにとってソースコードを読み書きすることは、全ての基本だと思う。

スポーツ選手にとっての基礎トレーニング、
ミュージシャンにとっての楽器の練習のようなもの。


でも、その当たり前のことが忘れられている場面を、最近よく見聞きする。


勘違いしたSEが、

「俺はもう上流工程ばっかりやってるから、ソースなんてもう何年も書いてないなぁ。
てゆうか、書かせてもらえないよ」

なんて、妙に得意気に言ったりしている。


楽器が弾けなくなったミュージシャンは、それで生計を立てて行くことはあきらめたほうがいい。
スポーツ選手で基本的な練習を何年もしていないのだとしたら、それはもう引退すべき時期なのだろう。


どんなに歳を取っても、この基本だけは忘れないようにしたい。

他人のソースコードを読む楽しさとおぞましさ

仕事の成果物って色々あると思うけど、プログラマにとっての成果物は当然ソースコードになる。


これほど作者のバックグラウンドや思考を反映するものは他にないと思う。
そういえば、エリック・レイモンドの著書に「The Art of UNIX Programming」というタイトルのものがあるが、プログラミングはどちらかというとアート、特に文芸に近いものなのだと思う。


ソースコードをじっくり読んでいると、その人の思考パターンをなぞっていくように作者と共感したり、理解できない箇所を何とかして意図を汲み取ろうとしたりする。
すると、そのソースコードの作者の顔を見たことも、もちろん会話すらしたことがなくても、段々と知り合いのような気がしてくるから不思議なものだ。
これが優れたソースなら高水準の知能に触れる素晴らしい機会となるのだが、
例えば以前一緒に仕事をした「嫌なやつ」のものだったとしたら?


もう何年も顔を合わさず、
記憶の中から彼の存在は消え去り、平穏な生活を送っている中で、
突如としてソースコードの中でその「彼」と出くわした。
彼の書いたソースを読むうちに、忘れかけていた思考パターン・性格・口癖を思い出した。

ソースを読み解き、無理やりそいつの思考パターンについて行こうとし、
イライラは溜まり、ついに彼を理解することはできないと悟り、コードを書き直した。


いい意味でも悪い意味でも、ソースコードを読むことは、本人と会話するよりも影響力が強いのだと思った。

そうだ、キューバに行こう

突然だがキューバにどうしても行きたくなってきた。


横柄で傲慢かつ巨大なアメリカに、真っ向から立ち向かってきた小さな島国。
冷戦が終結して、ソ連からの物資の支援が止まってしまい、狙ったようにアメリカから経済封鎖を大幅に強化されたにもかかわらず、自給自足で何とか生き延びてきた国。
その状況から今や世界で他に類を見ないエコロジー国家になっているというのはなんとも皮肉な結果だと思う。
グローバル化という名の元に国家としての個性がどんどん薄れていくこの世の中で、キューバは明らかに別路線を走っている。時代に逆行しているようで、いつの間にか最先端を行っちゃってるんだよね。


この国には絶対、自分の人生観を変えるものがあるに違いない。
自分の中の嗅覚のようなものがそう告げている。


最近のニュースで、最高指導者のフィデル・カストロが実は死亡しているのではないかという噂が、マイアミにいる反体制派キューバ人の間に広まっているという。それは疑わしい噂ではあるが、81歳になって衰弱している状態では、いずれ数年のうちに死を迎えることだろう。
その後のキューバがどうなるかは予測がつかないが、今のキューバは今しか見ることができないと思う。


という非常に長い言い訳で、今年の旅行はキューバに決定。
できれば、本当のその土地の人々・雰囲気を感じ取るために自転車で旅行してみたい。
(もちろん家族と一緒に)

BicycleMagazine

今日は「ファンライド」「サイクルスポーツ」「バイシクルクラブ」などの主要な自転車雑誌の発売日。自転車ネタが欲しくて毎月必ず本屋には立ち寄るのだが、ここ1年ほどはどうしても買う気になれない。

それで「BicycleMagazine」。立ち読みした記事が頭に残っていて次の日に買いに行った。
「固定ギアでツーリング」とか、「固定ギアのMTB」とか、ビシビシ伝わるね。
前号とは見違えるよう。

ペルー地震の報道に怒り

15日にペルー・イカ州で発生したM8.0の地震

今日の朝、某ワイドショーで取り上げられていたのですが、正直「カチン」ときた。
内容はおおざっぱですが、こんな感じ。


「15日にペルーの中部イカ州でM8.0の地震が発生しました。
死者は既に数百人を超えているとペルー政府は発表しています。

さてペルーと言えば、わたしたちが気になるのは、
そうです。ナスカの地上絵です。
この地震の影響で地上絵が消えてしまうのではないかと心配しているわけです。」
(ここで、ナスカの地上絵の映像が流れる)


・・・って、もっと気にすることがあるだろ!(怒)
地震が発生した直後で、まだまだ死者・負傷者が増えていってるって時に、
誰が地上絵が消えてしまうことなんて気にするんだ?


いくらワイドショーだからといっても、
こんな幼稚な取り上げ方をするのは、この広い世界の中でも日本のマスコミだけだよ。
明らかに、何か大切なものが欠落しているよ・・・。

SQLPlusでの履歴検索 on Linux

仕事ではLinux上でOracleのsqlplusを使用することがよくあります。
その際に、PostgreSQLpsqlのようにコマンド履歴をカーソルキー(↑↓)で検索したいのですが、それらしいオプションが用意されていないようです。

そこで、色々調べてみると、ここのページにrlfe というツールをインストールすると実現できることが書かれていました。


以下よりrlfeのソースを取得します。
http://per.bothner.com/software/


適当なディレクトリに解凍し、以下のようにmakeします。

# tar xvfz rlfe-0.4.tar.gz
# ./configure
# ./make


実行可能ファイル(rlfe)が解凍先に作成されるので、$HOME/binなどパスの通った場所にコピーします。

sqlplusを実行する際は、rlfeを前につけることでコマンド履歴が可能となります。

 # rlfe sqlplus [userid/password]

また、rlfeをsqlplusの前に付けるのを忘れてしまう場合、~/.basrcなどにエイリアスを登録しておくと便利でしょう。

alias sqlplus='rlfe sqlplus'

サマーソニック(東京)に家族で行ってきました。


さすがに子供がいると朝一からというのは厳しく、
幕張に到着したのが昼ごろでした。


お目当ては、
グーグードールズ(GOO GOO DOLLS)、
グゥエン・ステファニー(GWEN STEFANI)、
一応アヴリル・ラヴィーンAVRIL LAVIGNE)、
そして、ブラック・アイド・ピーズ(BLACK EYED PEAS)。


あの(くそ)暑い中、ほとんど屋外のマリンスタジアムにおりました。
特にグゥエンとブラック・アイド・ピーズは最高!
今思い出しても鳥肌立つくらい。
アーティストでもライブが得意・不得意ってのはあるんでしょうけど、
このグループは飛びぬけている!


それにしても、子供がステージ見たいって言うんで、ずっと抱っこしてたんですが、
暑さよりこれがきつかった。

でも、来年も行きます!